AQUA & ARIA 聖地巡礼記2016

アルセナーレ ~ キタッラの店 [Day3 現地時間10:30~13:00]

サンタ・エレナ地区を出た後は、本島の北東部へと歩を進めます。
アルセナーレや、ORIGINATIONに出てきた藤棚の回廊などを見て回りながら、Special Navigationに出てきたOstaria Boccadoroという「キタッラ」を出すお店へ。たどり着いた時点でちょうど正午を迎えようとしていたため、予定どおり、この日の昼食はその店でいただきました。

アルセナーレ

カステッロ教会から本島中央の方に戻ろうとすると、すぐに長々と続く壁が現れます。
これはアルセナーレという中世の造船所跡を囲んでいる壁で、博物館などの展示施設として開放されている部分以外は、イタリア海軍の基地になっているので入れません。

いかにも造船所跡らしい建物が並んでいるところを、対岸から眺められる場所までは普通に入れました。
ただ、そこから先は↓の写真の左側に写っているように警備員がいて、入ることはできなさそうでした。Googleストリートビュー的には、もう少し入れるはずなんですが……途中に料金を支払えば入れそうな入口があったので、そこから入る必要があったのかも。

アルセナーレの正面入口は、だいぶ西に(海洋史博物館のあたりまで)戻ってきた位置にあります。正面入口の根元には、親子連れ?の獅子像が。

聖地巡礼@アルセナーレ


アルセナーレの大獅子像【コミックス5巻 表紙】

表紙シリーズ第7弾。先ほどの親子連れの像とは別に、ひときわ大きな獅子像が鎮座しています。まったく同じ構図が、AVVENIRE capitolo3にも出てきますね。


サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂

特に聖地巡礼ポイントとかではないんですが、本島北東部にある「サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂」はとても印象に残っています。この聖堂、とりあえずデカイ!

流星群のエピソードで藍華が話していたとおり、ヴェネツィアの建物は教会を除いてだいたい同じくらいの高さなので、高い建物は目立ちます。その中でも、このパオロ聖堂は面積が広いこともあってか、特に存在感が強いです。
↓は、後日サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼から眺めた風景ですが、右側にひときわ大きな建物があるのがわかるかと思います。

聖地巡礼@本島北東部


ヴィーニャ教会【ARIA The ORIGINATION 第2話】

アマランタさんに藤棚の回廊に連れてこられた時のカット。アーチの数が合わないものの、柱のデザインが同じなのでここがモデルなのでしょう。
正式名称はサン・フランチェスコ・デッラ・ヴィーニャ教会。教会正面に向かって左側に自由に入れるスペースがあって、そこの二部屋目です。なので、教会に入る必要はありません。

パオロ聖堂前の水路【コミックス5巻 30ページ】

郵便屋さん回のラスト。夕焼け時に撮れば良かったかなと思ったけど、方角的にあっち(北)に太陽は沈まないな……

サンタ・マリア・ディ・ミラコーリ教会【コミックス3巻 85ページ】

宝探し中のひとコマですね。左の建物で遮られてしまうので、真正面から撮るのは無理っぽい。

Ostaria Boccadoro【ARIA The ORIGINATION 第5.5話】

灯里とアリア社長が、キタッラのポロロン♪をやり終わった後のカット。日曜だったけどあまり客はいなかったので、観光客が来るようなお店ではないのかもです。
なお、お店のサイトで、なんとイタリア語版ARIAが見れます。アリア社長が、なんか……(;´∀`)
※2018年5月現在、お店のサイトがリニューアルされて動画は消えてしまったようです。

キタッラのアレ【ARIA The ORIGINATION 第5.5話】

注文したパスタはできあがった状態で出てきてしまったので、Special Navigationの動画を店員さんに見せてお願いしたら、道具を持ってきてくれました。
イタリア語がわからないので詳細不明ですが、実際にポロロン♪はやってないっぽい? アニメに使われてるということは、サトジュン監督が行ったときはやってたんだと思うので、やめちゃったのか、あるいはやはり私の語学力の問題だったのか……無念。


Ostaria Boccadoroのミラクル

実は、このキタッラの店で、今回のヴェネツィア旅行で一番のミラクルが起きました。

この店、昼は12時開店なのでほぼちょうどに行ったんですが、外がそんなにあったかくないのもあってか、店内に通されたんですね。
本当は灯里が座ってるテラス席にしたかったけど、現地の子供が店の前のカンポで遊んでたりするような、わりと普通の住宅街だったので、ちょっと1人で外で食べるのはな~と思い、大人しく店内席に着きました。

そうして店内席でメニューを眺めていたんですが、そこに数名連れの、どう見ても日本人のグループがやってきて、件のテラス席を店員に要望しているではないですか!
これはどう考えても同志だろうと思い、外に出て声をかけたら案の定ARIAファンとのこと。厳密にはグループの1人がARIAファンで、イタリア旅行中ヴェネツィアに滞在する際にこの店に来るのを希望したとのことでした。
せっかくなので同席をお願いしてみたら、快く了承してくれました。
【ミラクル①:ヴェネツィアでARIA好きの同志に出会えた!】

そうしてテラス席に着いて色々話を聞いていると、その人達は全員同じ会社の同期入社で、リフレッシュ休暇を利用してイタリア各地を巡る旅行中なのだとか。
それを聞いて私が「えっ」と思ったのは、実は自分も今回のヴェネツィア旅行を、会社のリフレッシュ休暇を利用して来ていたから。
リフレッシュ休暇自体は大きめの会社なら制度としてはあるものなので、偶然だなぁくらいに思ってたんですが、冗談半分で「いやー、自分もリフレッシュ休暇で来てるんですよー。まさか会社も同じだったりしませんよねぇ?」と、自分が勤めてる会社名を言ったら……

なんと、同じ会社の人でした!(;´∀`)マジカー
で、同じ会社でどっちもリフレッシュ休暇となると、年次が同じということになるので、私もその人達も同期入社ということになるわけですよ。
【ミラクル②:ヴェネツィアで出会った同志が実は会社の同期だった!】

わりと大きな会社に勤めてるので、同期入社でも知らない人なんてたくさんいて、面識がないのは全然おかしくないんです。
とはいえ、もしかしたら何かつながりがあったりするのでは?と思って、彼らが働いている職場の場所を聞いたところ、1人、そこで働いている友人を知っている……
で、そいつの名前を出したら、全員知っているとのこと。しかも、私その友人の結婚式の2次会に以前行ってるんですが、彼らがそれの幹事をやってたというではないですか!
【ミラクル③:ヴェネツィアで出会った同志と、共通の友人の結婚式2次会で実は会っていた!】

ここまで偶然が重なるか!?と、ここに至ってもう笑えてきてしまいました。
タイミングだけ見ても、私が滞在7日間のうちこの店にくる日と、彼らがヴェネツィアに滞在してかつこの店にくる日が重なったというだけでもすごいのに。その上こんな偶然が重なるとは、さすがARIAの聖地巡礼……と妙な納得をしてしまいました。

最後には店員さんに頼んで全員で写真を撮ってもらい、とても良い思い出ができました。
彼らはその後サン・マルコ広場に戻るということで、食事を終えてお別れし、私はミラクルに酔った変なテンションのまま、予定どおりの散策コースに戻るのでした。